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2026.08.22 カテゴリー:

夏の車内放置にもご注意ください

スマートフォン、モバイルバッテリー、コードレス掃除機、電動工具、携帯扇風機など、私たちの身の回りにはリチウムイオン電池を使用した製品が数多くあります。

大変便利な一方で、近年、リチウムイオン電池を原因とする火災が急増しています。

総務省消防庁が公表した令和7年(2025年)の調査では、全国の消防機関が把握したリチウムイオン電池等からの火災は1,297件発生しました。令和6年の982件から大きく増加しています。中でも特に多かったのがモバイルバッテリーで482件。前年の290件から約7割増加しています。

なぜリチウムイオン電池から火災が起こるのでしょうか?

消防庁では、主な原因として、

  • 落下などによる強い衝撃
  • 高温となる場所での使用・保管
  • 製品の分解
  • 非純正バッテリーの使用

などを挙げています。特に夏場は注意が必要です。炎天下に駐車した車の中は非常に高温になります。車内やダッシュボードの上にモバイルバッテリー、携帯扇風機、スマートフォンなどを長時間放置しないようにしましょう。

このような症状があったら使用を中止してください

リチウムイオン電池を使用している製品に、

  • 異常に熱くなる
  • バッテリーが膨らんでいる
  • 本体が変形している
  • 異臭がする
  • 「パチパチ」などの異音がする
  • 液体が漏れている
  • 充電が突然終了する

などの異常が見られた場合は、使用を中止してください。

「まだ使えるから大丈夫」と使用を続けることは危険です。

充電場所にも注意しましょう

事故を防ぐため、

  • 布団やソファなど燃えやすい物の上で充電しない
  • 周囲に可燃物がない場所で充電する
  • できる限り人の目が届く状態で充電する
  • 就寝中や長時間外出中の充電を避ける
  • メーカー指定・推奨の充電器やバッテリーを使用する

といった対策も重要です。

事務所や店舗でも、複数のバッテリーや電動工具をまとめて充電している場合は、充電場所の周囲に紙・段ボールなどの可燃物が置かれていないか確認してみてください。

万が一、発火した場合は

製品から煙や炎が出た場合は、まず人の安全を最優先にしてください。周囲の方に火災を知らせ、安全な場所へ離れ、119番通報を行います。モバイルバッテリーなど小型の製品で、安全が確保できる場合に限り、消防庁では消火器や大量の水による初期消火を案内しています。

ただし、炎が大きい場合や危険を感じた場合は無理に消火せず避難してください。また、一度火が消えたように見えても再び発火する可能性があります。

静岡市では充電式電池の捨て方も変更されています

静岡市では2026年1月から、リチウムイオン電池・ニカド電池・ニッケル水素電池などの充電式電池を不燃・粗大ごみとして収集する運用に変更されています。

不要になったモバイルバッテリーなどを一般の可燃ごみへ混ぜると、ごみ収集車や処理施設で火災につながる危険があります。廃棄する際は、お住まいの自治体が定める方法を必ず確認しましょう。

身近なところから火災予防を

消防設備を整えることはもちろん重要ですが、火災そのものを発生させないための日頃の対策も非常に大切です。株式会社プラステクトでは、これからも消防・防災の専門会社として、身近な火災予防や防災情報を皆様へ発信してまいります。

ご家庭や事業所でも、この機会に身の回りのバッテリー製品や充電環境を一度確認してみてはいかがでしょうか。


参考:総務省消防庁「リチウムイオン電池等から出火した火災の調査結果(令和7年)」・静岡市「リチウムイオン電池の火災にご注意を!」「電池類の捨て方」

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